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日々のこと、「地球へ…」のことソルジャーブルーのこと。その他ラクガキ。

2025

0419
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2007

1117
飛んできました。
…身が持つ間はまだ描いていたいですorz

自分自身の遅筆さにも苦しめられながら、原稿終わるのかな…と焦る毎日です。ついでに、私の部屋は非常に寒いのでシャーペンを持つ手が震えています(苦笑)。ペン入れは昼間しかできない…。
新刊の漫画1本を小説に変更しました。ト書きを文章に換えると、増える言の葉に驚きます。
基本はジョミーとブルーのお話ばかりなので、常にブルーは具合が悪くて…。自分の創作のくせに凹んでくるあたり、本気でイタイ自分に泣けてきます。

資料と萠にDVDが観たいのですが、メギドの関係と他の家人に占拠されて2巻以降観ていませんorz
公式様の資料集だけでは蜜の想像力に限界があります。
とりあえずギリギリまでがんばってみます。

また更新が滞る中、拍手ボタンを押して下さった皆様本当にありがとうございます。とてもとても嬉しかったです。

ちなみに、暴走した萌でまだUPしきれていない「楔」の続きを通勤中に書きはじめました…。
部分的にこちらに掲載させていただきます(楔のネタバレ部分以外)。

ブラウから見たハーレイとブルーの絆について書いているのですが…。
あの二人の特別な空気がすごく大好きなので、それを書けたらなあとおもいます。何より、ハーレイといるブルーはまだ若いから元気なんですよね(涙)


ふと、サイオンの気配を感じて足を止めた。
廊下のつきあたりの、電気系統が壊れているドアが5センチぐらい開いたままだ。

この感じは…彼のものだ。
思念をあまり隠そうとしないハーレイは、だが思考自体も非常に安定していた。
感情が顔に出るときは、心も同じように動く。
人に自分をさらけ出しながらも、毅然としている実直なキャプテンのことが、ブラウは自分のことのようになんだか誇らしく思えるほどだった。

今の思念は…すごくあたたかい。でもゆらゆらとしていて不確かだ。

居眠りをしているのかもしれない。
あの生真面目な彼の寝顔が見てみたくなって、いたずら心をおこしたブラウは思念を遮蔽してそっとドアの隙間へと忍び寄った。


そして、目の前の光景に思わず息が止まった。

ハーレイはたしかに眠っていた。倉庫の床に座り、積み上げられた箱に寄り掛かるようにして。
その膝の上には、小さな顔をほころばせたまま丸くなって眠りこんでいるブルーの頭が乗っていた。
ブルーの手は、しっかりとハーレイの手を握っていた。もう片方のハーレイの手は、汗の湿気で少しだけくせの出ているブルーの髪の上にそっと乗せられていた。



ブラウは、神というものを信じていなかった。
本当にいるなら、私たちにこんなひどい運命を与える訳がない。

昨日までとなりにいた友が、惑星ごと生きたまま焼かれたのだ。
そんな事実を目の当たりにして、何の救いを求めろというのか。
変わることのないエラの信仰心にはめまいさえ覚えるほどで。



でも、今自分が見ているこの2人は、まるで教会の中にあった美しいステンドグラスのようだった。
聖母の胸に抱かれて微笑む天使。

ぼんやりとしかおもい出せない過去の記憶の中から浮かび上がってきたその眺めと目の前の光景が重なって、ああという言葉にもならないため息が口をついた。

その一瞬の気の緩みで、しまったとおもったときにはもう遅かった。
天使のようだった寝顔のかわりに、細められた紅く強い眼差しにブラウは射抜かれていた。
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